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About Kayoko Takeda 武田珂代子

Dr. Kayoko Takeda is Professor of Translation and Interpreting Studies in the College of Intercultural Communication at Rikkyo University in Tokyo. Her main research areas are: translator and interpreter education, socio-cultural aspects of translating and interpreting, history of translation and interpreting, audiovisual translation, and technologies used in translating and interpreting.

Positions

Present Professor of Translation and Interpreting Studies, Rikkyo University
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Research Interests

Translation and Interpreting Studies

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Honors and Awards

  • JSPS KAKENHI 26370712 (2014-2016)
  • Japan Foundation Research Fellow (2009)
  • Research Associate at Rikkyo University (2008)
  • Matsushita International Foundation Research Grants Recipient (2005-2006)
  • Distinguished Visiting Scholar, Monash University, Australia (2014)
  • Visiting Scholar, Department of Translation, Lingnan University, Hong Kong (2015)

Courses

  • Translation and Interpreting Theories
  • Introduction to Translation and Interpreting Studies
  • Interpreting and Translation Pedagogy
  • Translation and Interpreting in the World Today


Contact Information

Office: 3-34-1 Nishi-Ikebukuro, Toshima-ku, Tokyo, 171-8501, Japan
Phone (03)3985-4892; Fax (03)3985-4857

Email:


Recent Works (3)

Book
通訳者と戦争犯罪
(2023)
Kayoko Takeda
通訳者は通常、原発話の内容やその結果とは無関係であるとされ、それを目標言語で忠実に伝達することについて法的責任を問われることはない。また、職務倫理においても公平性と中立性が要求され、業務上知り得た事柄については守秘義務が生じる。しかしこうした平時の規範は、戦争や紛争のような暴力を伴う敵対状況下の通訳にも通用するのだろうか?本書は、実際に通訳者が戦争犯罪に関与したとして訴追され、有罪判決を受けた歴史的事例としてアジア太平洋戦争後の英国による対日BC級戦犯裁判を参照し、そこから今日の通訳者の責任と倫理を論じるものである。第I部では、通訳被告人(台湾人、占領地市民、日系二世を含む)の動員経緯や業務内容、裁判中の供述、抗弁、判決等を詳述し、通訳者がどのようにして罪に問われたのかを精査する。同時に、同裁判で通訳者が業務中に目撃した雇用主(日本軍)の行為について証言を行ったことにも着目する。第II部では、英軍裁判に加え、イラクやアフガニスタンなど現代の戦争の事例も参照しながら、「可視性」や「近接性」の観点から通訳者が抱えうるリスクを検討。従軍通訳という究極的なケースをも包含する堅牢な通訳理論の構築を提起する。現場感覚と研究の蓄積に裏打ちされた書。

Books (6)

Book
東京裁判における通訳 (Interpreting at the Tokyo Trial)
(2008)
Kayoko Takeda
新しい次元に進む精緻な東京裁判研究の嚆矢として贈る意欲作。法廷におけるリアルなコミュニケーション過程を明らかにする。本書では、東京裁判の通訳について誤解を正す意味で、いったい誰がどのように通訳業務を遂行したかについて、さまざまな事実を掘り起こすことを第一の目的とした。日米両国で入手した資料やインタビューを基に通訳作業の全体像に光をあてるとともに、通訳体制の三層構造、通訳手順成立の過程、二世モニターの複雑な立場といった、東京裁判通訳における際立った特徴に焦点を当てた考察が行われている。本書の第二の目的は、東京裁判通訳に関する事象を、通訳・翻訳学における理論や概念を基に分析・解説することである。通訳学とは、通訳の認知的プロセス、コミュニケーションの仲介者としての通訳者の役割、通訳史、通訳教授法など、通訳のさまざまな側面を研究する学問であり、ここ数十年ほどで急速に発展した。ここでは、今日の通訳学の新潮流である社会科学的アプローチを適用し、東京裁判の歴史的・政治的文脈のみならず、裁判関係者間の力関係、通訳作業に関わった人々の社会的・文化的背景に目を向けながら通訳事象の説明がなされている。通訳学と政治社会学、架橋の成果を問う力作である。また、アクチュアルな問題としては、イラク戦争など、テロ対策のための継続的な情報活動や監視政策の中で通訳者や翻訳者が果たす役割、継承語使用者が直面する課題などがあるが、これらは通訳・翻訳研究者がこれまであまり注意を向けてこなかった領域であり、今後の研究が期待されている。そうした議論の進展のために一石を投じる役目を果たせるよう執筆された

Book Chapters (20)